皆さん、こんにちは。本日は、私達がどのような考えで動画を作っているか、そのプロセスを共有したく思います。この記事を読んでからもう一度動画を見ていただくと見え方も変わってくると思いますので、是非動画もご視聴ください。
HPVワクチン定期接種の積極的勧奨の再開に伴い、「HPVワクチン」の接種対象者およびそのご家族の方に、最新情報をご理解いただくための動画を制作しました。キャッチアップ世代(平成9年度~平成18年度生まれの女性)、定期接種世代(小学校6年~高校1年相当の女の子)それぞれに向けたストーリーで展開しております。
実際に動画の企画、撮影、編集を進める中で下記の3点を意識して制作を進めています。
撮影に関するこだわりはこちらの記事にまとめてますので良かったら読んでみてください。
「厚生労働省のサイト」とは違う形でのアプローチ
HPVワクチンの情報を調べると一番上に厚生労働省のサイトが出てきますが、詳しく書かれてる分、しっかり読まないと理解できない、なんとなく気になって調べてもページを難しそうで開いた瞬間にブラウザバックしてしまうと考えました。
そこで今回の動画を通してもっとHPVワクチンについて知りたいを思ってもらうことで、厚生労働省のページをしっかり読んだ上で接種するかどうかを判断してもらうような導線の役割をもたせました。
まず動画で使用しているタイトルロゴはパステルカラーを使用し、丸文字のフォントにすることで可愛さを表現し、ターゲットである若年層の女性に興味を持ってもらえる様にしました。また、ストーリーベースにすることで途中離脱を減らし最後まで視聴してもらえるような構成にしています。さらに間にポイントとして場面にあった大切なことを一言で伝え、もっと詳しく知りたい方はサイトを見てもらう流れを作っています。
動画を作る上で、製作段階だけでなく制作前の分析、戦略も極めて重要です。最初のヒアリングでクライアントとの動画の目的の共有、目的に向けた戦略の共有は欠かせません。
さらに、これらは制作を進めるに当たり、コンパスの役割を担うのでそれに従って進めていけば完成時に「なんか違う」という現象は起きにくくなります。