自社サイトの制作をWebデザイン会社に依頼したいと考えたとき、どのような点に気をつけて制作会社を選べば良いのでしょうか。

この記事では、Webデザインをする際に選ぶべき会社ポイントについて網羅的に解説しています。

さらに、当社を含めた注目すべき7つの会社を比較紹介し、各社の強みやデザインについて紹介します。Webデザイン会社への依頼を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

Webデザイン会社の選び方

Webデザイン会社を選ぶ際には、以下のポイントを考慮します。

• 目的と得意分野が合致しているか
• 実績があるか
• フォロー体制が整っているか
• 自社のHPがわかりやすいものか
• 円滑なコミュニケーションがとれるか
• プロジェクトの管理が適切に行われているか
• Webマーケティングの実績や知識があるか

細かく内容を確認していきましょう。

目的と得意分野が合致しているか

Webデザイン会社を選ぶ上で最初に考慮するべきは、自社のビジネスやプロジェクトの目的と、Webデザイン会社の得意分野が一致しているかどうかです。

サイトのスタイルや機能、特定のテクノロジーへの対応能力など、必要な要素をリストアップし、それが各デザイン会社のスキルセットや過去の実績と一致するかを確認しましょう。

例えば、ECサイトの構築を考えているなら、ECサイト開発の経験が豊富な会社を選ぶことが重要です。また、高度なユーザーインターフェースや独自の機能を必要とする場合、それらの実装経験がある会社を探すべきです。

得意分野が自社の目的に合致しているデザイン会社を選ぶことで、効率的に高品質なプロジェクトを進めることが可能になります。それぞれのWebデザイン会社のポートフォリオやケーススタディを確認することで、その会社の得意分野やスキルを把握することができます。

実績があるか

Webデザイン会社を選ぶ際には、その会社が過去にどのようなプロジェクトを手掛けてきたか、特に自社と同じ業界のプロジェクトがあるかを確認することが重要です。

同業種の経験が豊富な会社では、その業界の特性や要点について詳しく理解しているためコミュニケーションがスムーズに進む可能性が高く、高品質な成果物を期待できます。業界特有の重要なポイントがある場合、同業他社の実績がある会社に依頼することで安心感も得られるでしょう。

一方で、広範囲の業界に対応した経験と総合力を持つ会社も選択肢に入れると良いでしょう。さまざまな業界に対応することで得た知識と経験を活かすことで、一定以上の品質が期待できます。

フォロー体制が整っているか

ホームページ制作は一度きりのプロジェクトではなく、制作後の維持や更新が集客力を上げるために不可欠です。そのため、Webデザイン会社が公開後のサポート体制を整えているかどうかは、重要な選択基準の1つとなります。

Webデザイン会社が制作完了後もそのままPDCAサイクルを回し、サイトの品質維持や改善を行ってくれる会社かどうか、確認しておくことが推奨されます。そうすることで、適切な保守・運用を別の会社に依頼する際に、新たに説明する手間や時間を省くことができます。

自社のHPがわかりやすいものか

Webデザイン会社の実力を判断するための1つの方法は、その会社自身のホームページを確認することです。

制作実績をチェックする方は多いと思いますが、それだけでは完全な評価はできません。公開されている実績は、実はその会社が手掛けたプロジェクトの一部に過ぎないことが多いからです。

ここで注意すべきは、ホームページ全体の印象です。サイトが古くない印象を与え、情報が十分に掲載されているでしょうか。また、一般の方でも理解しやすい内容や構成になっているかどうかもチェックしましょう。定期的に更新されていることも大切なポイントです。

優れたスキルやサービスをアピールしていても、自社のホームページがそれを反映していない場合、説得力は大きく損なわれます。依頼するべきかどうか迷ったときは、ぜひそのデザイン会社のホームページをしっかり確認してみることです。

円滑なコミュニケーションがとれるか

Webデザイン会社とのコミュニケーションは、成功の鍵を握る要素の1つです。

たとえば、こちらの意図を理解できない、専門用語を多用しすぎて理解しづらい、または自らの提案が乏しい場合などは、期待した結果を得られない可能性があります。

さらに、連絡へのレスポンスが遅い場合、緊急時に問題が発生するおそれがあります。

見積もりや打ち合わせの段階で、「なんとなくやりづらい」と感じたら、その感覚を無視しすることなく見極めたほうが良いでしょう。

プロジェクトの管理が適切に行われているか

Webデザイン会社の多くは、一度に複数のプロジェクトを進行させています。一人の担当者が複数のプロジェクトを効率的に進行させ問題なく納品するためには、適切なプロジェクト管理が必要です。

製品ページや企業情報ページなど、複数のスタッフが同時に異なる部分を作成する場合、データの管理や作業の進行状況を把握するためにプロジェクト管理ツールの活用は必須です。

さまざまなツールを使ってプロジェクト管理の体制が整っている会社は、制作上のトラブルが少なく、円滑なコミュニケーションにも期待できます。

Webマーケティングの実績や知識があるか

ホームページを公開した後は、訪問者を増やし、Web上での収益を上げる必要があります。これを達成するためには、ページへの訪問者を増やすための手段や戦略が必要です。

Webマーケティングに関する実績や知識を持っている会社を選ぶことで、ページへの流入数が上がり、結果として収益につながるでしょう。

【当社あり】おすすめのWebデザインに強いHP制作会社比較7選！

Webデザインに強いHP制作会社を当社も含めて7つピックアップしました。どの会社もそれぞれ特色があるので、ニーズに合わせて選んでみてください。

【当社】ダブルファクトリー株式会社

引用元：ダブルファクトリー株式会社公式サイト

• 最終的なゴールを見越した制作を行う
• デザイン制作において製品・サービスの魅力を的確に打ち出す
• 確かなデザイン力と洗練されたセンスを持つ

ダブルファクトリー株式会社は、最終的なゴールを見越した制作を行い、製品やサービスの魅力を的確に打ち出すためのコンテンツづくりに取り組んでいます。

ヒアリングからプランニングを重ね、お客様のイメージに近づいていくことを重視しています。また、制作物が本来の意図にかなったものか常に評価する目線を忘れないという姿勢です。

その実現のために、確かなデザイン力と洗練されたセンス、コーディングやプログラムの確かな技術力を持ち、WEB制作でお客様から求められた本質的な「使命」を果たすと説明しています。

項目	内容
設立年	2019年​
従業員数	5名​
会社所在地	〒550-0003 大阪府大阪市西区京町堀1丁目14京二ビル
実績	スザキ様 WEBサイト コーポレートサイト、Widsley様 WEBサイト コーポレートサイト、ベーシック様 WEBサイト コーポレートサイトなど
URL	https://double-factory.co.jp/

株式会社クーシー

引用元：株式会社クーシー公式サイト

• 1999年に設立されたWeb制作会社で、デザインとHTMLの制作から始まった歴史ある企業
• デザインの「設計思考」と「考える力」を軸に、Webディレクション、システム開発、Webマーケティング
• 各領域での最適なチームで正しく設計を行い、細部まで手が行き届く「ものづくり」を重視。

株式会社クーシーは、1999年に設立され、当初はデザインとHTMLの制作を行うWeb制作会社でした。

その後、お客様が抱える課題を解決するために、デザインの「設計思考」と「考える力」を軸に、Webディレクション、システム開発、Webマーケティングという様々な領域へと事業を広げてきました。

Webサービスが成熟期に差し掛かる現在、同社はWebマーケティング、デザイン、システム開発など全ての領域で成果を求められる状況に対応しています。そのためには、最適なチームで正しく設計を行い、細部まで手が行き届く「ものづくり」が必要とされています。同社は、その「ものづくり」を通じて、お客様の要望に応え、期待を超える成果を提供し続けています​。

項目	内容
設立年	1999年11月​
従業員数	50人名
会社所在地	〒150-0011 東京都渋谷区東3丁目16番3号​
実績	freee株式会社、高島屋オンラインストア、日本郵便株式会社など​
URL	https://coosy.co.jp/

株式会社デパート

引用元：株式会社デパート公式サイト

• ウェブ制作を専門とする企業
• 大手企業との取引
• 自分たちが携わったもので、かかわった全ての人たちがプラスになるような作品を造る

株式会社デパートはウェブ制作を専門とする企業で、資生堂や電通などの大手企業と取引実績があります。

多種多様なWeb制作の実績を持っており、公式サイトではそのクオリティの高さを確認することができます。

項目	情報
設立年	2015年
従業員数	4名
会社所在地	〒141-0031　東京都品川区西五反田7-9-2 KDX五反田ビル 5F
実績	資生堂, 電通, ニューロマジックなど​
URL	https://depart-inc.com/

ネットイヤーグループ株式会社

引用元：ネットイヤーグループ株式会社公式サイト

• デジタルマーケティング領域を中心に、ITによる社会変革をリード
• デジタルマーケティング、ITソリューション、クラウドソリューションなど、さまざまな領域で活動
• ITを活用し、企業のマーケティング活動を強化し、社会全体のデジタル化を推進

ネットイヤーグループ株式会社は、デジタルマーケティング領域を中心に活動している企業で、ITを活用し、企業のマーケティング活動を強化し、社会全体のデジタル化を推進しています。

その業務範囲は、デジタルマーケティングからITソリューション、クラウドソリューションまで、多岐にわたります。これにより、同社はITによる社会変革をリードする存在となっています。

項目	内容
設立年	1999年
従業員数	178名
会社所在地	〒104-0061　東京都中央区銀座2-15-2 KR GinzaⅡ
実績	株式会社トライト　サイトリニューアル、ヘンケルジャパン株式会社　サイトリニューアル、株式会社NHK出版　デジタル広告支援など
URL	https://www.netyear.net/

株式会社IMJ

引用元：株式会社IMJ公式サイト

• アイエムジェイピーは、企業のビジネスプロセスを最適化し、顧客満足度を向上させるためのデジタルマーケティングソリューションを提供している
• 世界初の「IMJP Engine」を持つ会社で、デジタル広告やウェブサイトのデザイン・開発に使用され、豊かなビジュアル表現と高度なデザインを引き出す
• 独自のエンジンを活用し、ユーザーの経験を最適化するための高品質なウェブサイトやアプリケーションを制作

アイエムジェイピーは、企業が自身のビジネスプロセスを最適化し、顧客満足度を向上させるためのデジタルマーケティングソリューションを提供しています。

独自のエンジン「IMJP Engine」は世界初のもので、デジタル広告やウェブサイトのデザイン・開発に使用されています。これにより、豊かなビジュアル表現と高度なデザインの可能性が引き出され、より魅力的な企業のウェブサイトやアプリケーションが実現可能です。

また、そのエンジンを活用して制作されたウェブサイトやアプリケーションは、ユーザーの経験を最適化するための高品質なもので、企業はこれを通じて顧客との関係を強化し、より良いビジネス結果を達成することができます。

項目	内容
設立年	1996年
従業員数	572名
会社所在地	〒108-0073 東京都港区三田1-4-1 住友不動産麻布十番ビル 9F
実績	日本コカ・コーラ株式会社、ファイザー株式会社 など
URL	https://www.imjp.co.jp/

株式会社パンスール

引用元：株式会社パンスール公式サイト

• 「顧客の体験価値向上」をテーマに、幅広い業界のクライアントに対してデザインを提供している
• デザインを通じてビジネスを成長させるという使命感を持つ
• デザインの品質を追求し、クライアントの成功を目指す

株式会社Penseurは、デザインと顧客の体験価値の向上をテーマに、多種多様な業界のクライアントにサービスを提供する会社です。

ビジネスの成長をデザインを通じて実現するという使命感を持ち、その達成のために高品質なデザインを追求し、クライアントの成功を目指しています。

項目	内容
設立年	2011年12月
従業員数	120名
会社所在地	東京都中央区銀座7丁目18-8 銀座グロリアビル5F
実績	年間5000件の制作実績など
URL	https://www.penseur.co.jp/

株式会社LULL

引用元：株式会社LULL公式サイト

• 顧客の期待を超えるために技術を駆使する
• 運用と設計の両方に焦点を当てている
• ユーザー体験の改善に注力している

株式会社LULLは、最新の技術を駆使して顧客の期待を超える製品とサービスを提供する会社です。

運用と設計の両方に焦点を当てることで、ソフトウェアの全体的な品質と効率を向上させています。また、ユーザー体験の改善に特に注力しており、その結果が製品の使いやすさと満足度に反映されています。

項目	内容
設立年	2012年2月
従業員数	310名
会社所在地	東京都中野区中野5-32-15中野新橋プライムスクエア
実績	ブランドサイト、株式会社リクルートなど
URL	https://lull-inc.co.jp/

大手のWebデザイン会社に依頼するメリット

ここからは、大手Webデザイン会社に依頼するメリットについて解説します。

大手Webデザイン会社に依頼することのメリットとして考えられる点は、信頼感や豊富な実績、そして高いクオリティへの期待です。

それぞれのポイントについて、詳しく解説していきます。

安心して依頼できる

大手Web制作会社の主要な強みは、安心して依頼できることです。大手企業は一般的に安定性と持続性を兼ね備えており、プロジェクトが中断されるリスクが低いことが多いです。

また、各分野の専門家が揃っているため、プロジェクトは多角的なサポートが可能です。エンジニアは技術的な課題に対応し、デザイナーはビジュアルとユーザーエクスペリエンスに焦点を当て、マーケターやコンサルタントは戦略的な視点を提供するということが期待できます。

各分野の専門家の力により、最終的な製品は全体的にバランスが取れ、高品質な成果物が保証されるのです。

豊富な実績がある

大手のWebデザイン会社は多くの顧客とのプロジェクト経験があるため、その過程でさまざまな問題や課題に対処してきたという豊富な実績を持っています。

これにより、新たなプロジェクトが発足したときでもすばやく適切なアプローチが期待できます。デザインだけでなく、ユーザビリティやユーザーエクスペリエンスに焦点を当て、ユーザーにとって使いやすく全体的に有用なWebサイトの提案が可能です。

高いクオリティが期待できる

大手Webデザイン会社は、その深い知識と豊富な経験を持つ専門家たちにより、高いクオリティを誇るWeb製品を創り出します。

これらの専門家たちは、さまざまな分野の最新技術を駆使し高品質な成果物を提供する能力を持っています。

あらゆるプロジェクトに対応可能で、その実績と信頼性により期待以上の結果を提供します。これにより、次のレベルに進むための強力な支援を得られます。

大手のWebデザイン会社に依頼するデメリット

大手Webデザイン会社には素晴らしい成果を生む能力がありますが、その一方で費用が高く、変更や修正に時間がかかる傾向があります。

また、規模の小さなプロジェクトに対しては受け入れられない場合もあるという点を認識しておく必要があります。内容について細かく見ていきましょう。

製作費用が割高になることが多い

大手Webデザイン会社を利用する場合、費用が高額になることがしばしばあります。これは、その専門的な知識と経験を反映した価格設定ですが、小規模な業者に比べるとどうしても割高に感じてしまうことが多いです。

Webサイトの運営・管理にもそれなりの費用がかかるため、全体的な出費としてはかなり増加することになります。

修正に時間を要す

大手Webデザイン会社を利用する場合、変更に対する対応が遅れる可能性があることを理解しておく必要があります。

その理由の1つは、多層的な承認プロセスが必要なためです。大企業では、決定を下すために多くの段階と確認が求められます。これは品質保証につなげるためではありますが、同時に変更の対応が遅くなる原因にもなります。

また、スタッフの多さから1つの変更に時間がかかりがちです。

依頼を受けてもらえない可能性もある

大手Webデザイン会社は、プロジェクトの規模がある程度以上ないと、依頼自体を受け付けてもらえないこともあります。

規模の小さな案件を抱えている場合には、大手ではなく依頼を受けてくれそうな業者を見つける必要が出てくることも覚えておきましょう。

Webデザイン会社に依頼する際の注意点

Web制作会社を選ぶ際には多くの要素が関わりますが、以下の2点について特に注意を払うことをおすすめします。

デザインを意識しすぎない

Webサイト制作を依頼する際、デザインの美しさにこだわってしまうことはよくあります。しかし、見た目だけに重きを置くと、ユーザビリティや集客性がおろそかになる可能性があります。

美しい外観だけの店舗を想像してみてください。それが隠れた通りにあるなら、客の流入は期待できません。また、店内に入ったとしても、何かを買うとは限りません。

デザインはもちろん重要ですが、それだけで選定するのではなく、ユーザビリティやコンバージョンにつながる機能など、全体的なバランスを考慮して選ぶことが重要です。視覚的には平凡な見た目でも、しっかりとユーザーを集めて目的を達成することができるWebサイトも存在します。

システムを重視しすぎない

反対に、システムの機能性に固執しすぎても問題が生じることがあります。

例えば、機能に特化しすぎてデザインがおろそかになる、あるいは必要以上に高機能なシステムを構築しすぎて、その全ての機能を活用しきれないケースもあります。細かすぎる制約により使いにくいと感じることもあるでしょう。

さらに、高度にカスタマイズ可能なシステムを選ぶと、ページ間で統一感が失われユーザビリティが低下する可能性もあります。必要十分な機能を持つシステムを選び、それを適切に活用することが大切です。

まとめ

Webデザインの制作を依頼する際には、自社の目的や商材の特性とマッチする制作会社を選ぶことが大切です。この記事では、Webデザイン会社の選び方や、大手のデザイン会社に依頼する際のメリット・デメリットなどについて解説しました。

記事内で紹介した情報を参考に、目的や得意分野が合致しているWebデザイン会社を選ぶことで、安心して依頼することができるでしょう。